Din 933

紹介:
DIN 933（ISO4017）六角ボルトは、全ネジ付き六角ボルトに分類されます。DIN 933六角ボルトは通常、六角ナットと併用されます。ネジによる接続で2つの部品を一体に結合します。これは脱着可能な接続方法です。細ネジの六角ボルトは自己ロック性能が優れており、大きな衝撃や振動、交番荷重を受ける部品に多く使用されます。また、精密調整機構にも適用可能です。

材料： 炭素鋼
タイプ: ヘクサヘッド、全ネジ
スレッドサイズ: M6 ～ M56
表面仕上げ: 無処理、黒、亜鉛メッキ、黄メッキ、溶融亜鉛メッキ（H.D.G）
クラス: 4.8、8.8、10.9、12.9

詳細は
DIN933規格は、M6-M56のねじ径を備えた全ねじの六角ボルトに適用され、製品等級はA級およびB級です。A級：d≤24mmかつl≤10dまたはl≤150mm（小さい方の値に従う）。B級：d>24mmまたはl>10dまたはl>150mm（小さい方の値に従う）。製品等級によって、対応する対辺s、対角e、頭厚kおよび長さ公差の値が異なります。

一般的なねじ径の仕様はM6～M56で、一般的な炭素鋼の性能グレードは主に8.8および10.9です。d≤39mmの場合はISO898-1を参照してください。

表面処理およびネジの公差：DIN933 六角ボルトは一般的にメトリック（荒ネジ）および細ネジで、単位はミリメートル（mm）です。DIN933 荒ネジの公差は6gであり、表面処理は主に焼黒、電着（青白亜鉛、黄亜鉛）、無電解亜鉛粉コーティング（GEO）です。メッキ前の公差適合は主に6g/6Hですが、亜鉛めっき後の公差適合は6h/6Gに変更される場合があります。ただし、メッキ後は表面コーティングの厚さによって影響を受けるため、対応する公差でのネジ検査においても噛み合わない場合があり、仕様に合致したナットでのみ検査が可能です。



機械的性能試験に関して：
外観検査および合格・限界検査は一般的かつ必要な検査であり、以下の試験項目は実情に応じて実施されます。
引張試験： 特定の仕様および長さが条件を満たす場合、高力炭素鋼（8.8、10.9、12.9）およびステンレス鋼ボルト（70、80 強度）に対して関連引張試験を実施できる。
炭素鋼： 8.8 級は 800MPa／830MPa 以上（m16 超）；10.9 級は 1000MPa 以上；12.9 級は 1200MPa 以上。
衝撃試験： 炭素鋼製品は、仕様がある条件を満たす場合に衝撃試験を受けることができる
硬度試験： 炭素鋼製品は表面硬度および芯部硬度の試験が可能
回転試験： 小型製品の場合、引張試験は行えないが、回転試験は行える
ワッシャ荷重： 高力炭素鋼製品は、選択的ワッシャ荷重の試験を行うことができる

応用分野